うさぎが脊髄損傷で下半身不随になった場合、治らないかもしれないし治るかもしれない。
それは誰にもわかりません。
獣医さんであってもわからないと思います。
少しでも良くなってほしいと祈る日々。
うちの子の場合は結果的に治りはしなかったのですが、すこしだけ回復した感じはありました。
できる限りのことを精一杯したと思っています。
もっとできることがあったかもしれませんが・・・
不自由な身体で、最期の日まで本当に頑張ってくれたのです。
毎日とても濃い時間を一緒に過ごしました^^
今回は、私がうさぎの介護でしていたことについてお話します。
いろんな思い出たくさんあるよ
介護についてはこちらにまとめています。
CHECK >> うさぎの介護闘病記。下半身不随と寝たきりでも長生きしました
うさぎが下半身不随になったらどこまで回復する?
我が家のうさぎの場合は、両骨盤骨折で脊髄損傷してしまったため下半身不随になりました。
そのときの様子はこちらに書いています。
ここから介護が始まりました。
ずっと歩くことはできませんでしたが上半身の力は強く、下半身を引きずって移動していました。
手術はできなかったので、安静にしているしかありません。
脊髄損傷してしまったら回復する見込みはないものだと覚悟を決めたのです。
奇跡を願うしかなく・・・
骨折したとき、関節が固まらないように足を動かしてあげるといいと病院の先生に教えてもらいました。
ゆっくりそーっと動かしてみても、骨折しているので痛いですよね(;_;)
嫌がるし力加減もわからずちゃんとできなくて・・・
足はまっすぐ伸びた状態で固まってしまったのです。
足の感覚がなかったせいで、自分の足を噛んでしまいます。
目の前にある足を自分の足だと認識していなかったのでしょう。
かじって毛が抜けるだけならいいのですが、血が出てもかじります。
はじめてみつけたときはショックで・・・
どうしたらやめてくれるか悩み、足を包帯でグルグル巻きにしました。
つま先をかじらないように軍手の指の部分を切って靴下のように履かせて、くっつく包帯で巻いて留めます。
でもそれもストレスのようで・・・
包帯を口でめくって足を噛んでいたこともありました。
もう大丈夫かな?と思って包帯を巻かないでいると、かじります。
なので足先の感覚はずっとなかったようです。
いつの頃からか耳掃除をしたり耳をマッサージすると足の付け根が動くようになりました。
自分で耳をかいている気分だったのでしょうか。
だからもしかしたら足の付け根の感覚は戻っていたのかもしれません。
もし関節が固まっていなければまた歩けたのかな・・・?
私がちゃんとリハビリしていればまた歩けるようになっていたのかな・・・?
いっぱい後悔したし自分を責めました。
仕事で日中はそばにいることができませんでしたが、家にいるときはいっぱい撫でていっぱい話しかけていました。
とにかく少しでも回復してほしくて・・・
不自由な身体で最期まで一生懸命過ごしてくれました。
介護をするのは心身ともにつらかったけど、絶対この子の前では泣かないと決めていたんです。
つらい気持ちって伝わりますもんね。
泣かなくても伝わってたかもしれないけど(^_^;)
うさぎが下半身不随のときのグルーミングについて
下半身不随だと毛づくろいはちゃんとできないので、私がブラッシングをします。
そして、特に下半身を中心にマッサージしていました。
マッサージといっても本格的なものではなく、さすったり軽くもんだりする程度です。
それだけでも血行は良くなると思います。
足が常に冷たかったので、手で軽くキュッキュッと握ったりしていました。
「とむちゃんのあんよ、良くなりますように」と願いながら。。
通常うさぎは後ろ足で耳の中を掻くので綺麗になっていますが、足が不自由だと耳の中を掻くことができません。
なので耳の中も汚れが酷かったです。
定期的に綿棒やウェットティッシュなどを使って耳掃除をしていました。
嫌がりますけどね(;´Д`)
爪切りも私がしていました。
元々抱っこが嫌いな子なので元気なときは抱っこするのが大変でしたが、下半身不随になってからは暴れることができません。
なので抱っこができたのは良かったのですけど、爪が黒っぽかったので切る位置がわかりにくくて爪切りは苦手でした(^_^;)
たまに「痛い!」みたいな反応をするときがあったので、足の付け根やどこかの感覚はあったのだと思います。
下半身が動かなくても寝たきりになっても、お顔クシクシは上手にしてましたよ^^
うさぎの介護は温度管理にも注意
自由に動くことができないと自分で体温をあげることができなくなるため、温度管理も気をつけなくてはいけません。
夏でも冷えすぎないようにしたり、冬の寒さ対策は特に気をつけていました。
我が家の場合、下半身不随になってからケージは使っていなかったのでダンボールを立て、その上にひざ掛けやタオルをかけて隙間風が通らないようにしたり。
元気なときは小動物用のペットヒーターを敷いていましたが、自由に移動することができないと低温やけどが心配です。
なのでペットヒーターは敷かず、近くに電気ストーブを置いていました。
留守にするときや寝るときもつけっぱなしです。
マイカヒーターがあると良さそうですね。
どんどん良い物が出てくるな~。
うさぎの介護は寿命が来る日までできる限りのことを
正直この子は長くないと思っていました・・・
でも不自由な身体になってしまっても本当にがんばってくれて、11歳のご長寿うさぎでした。
下半身不随歴6年9ヶ月です。
そのうちの最期の1年は完全に寝たきりになってしまいましたが、人生(兎生)の半分以上、下半身不随だったんですよ!
めちゃくちゃ強いでしょ!
斜頸と眼振を発症してしまったこともありました。
首の傾きは少し残ってしまったけど、投薬で元気になってくれました。
その他にも、もうダメかも・・・というときが何度かあったのです。
でもいつも復活していました。
私はただ普通にお世話していただけで特別なことはしていないし、この子の生命力が強かったからなのかなと思っています。
ぼくがんばった
本当よく頑張ったね(・x・)\(^-^ )
その他、介護でしていたことについてはこちらに書いています。
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