うさぎのケージのレイアウトって悩みませんか?
飼い主の好みもあるでしょうけど、一番はうさぎがのんびり過ごせる空間を作ってあげることが大切です。
目移りするほどいろんな飼育用品が売られていますよね。
SNSを見ていても、ロフトや空中トンネルを付けたり2階建てハウスにしたり、みなさんのアイデアがすごい!
私はこれまでケージにロフトを付けようと思ったことがありません。
昔はうさぎの飼育用品もそれほど充実していなかったように思うので、ロフトを付けるという発想がなかったんですよね。
里親になって久しぶりにうさぎ用品を見てこんなにいろいろあることにビックリ。
ロフトを付けたほうがいいのかな?と思っていろいろ調べていると、ロフトも賛否両論?否の方が多い印象です。
そこで、うさぎのケージにロフトは必要なのか必要ないのか、それぞれの意見をまとめてみました。
どんなレイアウトにしたらいいのかについてもご紹介します。
のんびりできるおうちをつくってね
うさぎのケージにロフトは必要なの?
うさぎにロフトは必要という意見
- 運動不足解消のため
- ケージの空間を広く利用できる
うさぎは犬のように散歩をする必要がありません。
ケージから出て遊ぶ時間は必要ですが、部屋に出してもあまり遊ばないとか、部屋よりケージにいる時間が長いから、ロフトの上り降りで運動してもらおうということです。
野生のアナウサギは地面を掘って作った巣穴で暮らしています。
地面を掘れないから上の空間を利用してロフトをつけるってことですよね。
たしかに自分の部屋でも上が空いているのもったいないですもんね(笑)
ただ、ロフトをつけて頻繁に上り降りするのかな?とも思うのです。
踏み台昇降みたいにしててもビックリですけど(笑)
なのでロフトで運動不足が解消されるのかな~?という疑問があります。
うさぎにロフトは必要ないという意見
- ケージ内で動きまわるのは危険
- 寝ているときに落下の危険がある
- 飛び乗るのに失敗することもあり危険
- うさぎは上下運動に適した体の構造ではない
うさぎはジャンプは得意でも降りるのが苦手なので、上下運動をくり返すことで足腰に負担がかかってしまうんですって。
スロープ(坂)を取り付けていたとしても、スロープを使わずに飛び降りたりすることもあります。
いくらジャンプが得意でも失敗して落ちることもありますし、寝ているときに落ちることも。
めちゃくちゃ危ないです。
うさぎの骨はもろいので、落下した衝撃で骨折してしまうこともあるのです。
年齢を重ねていくと足腰も弱くなってロフトの上り降りがうまくできなくなることもあります。
シニアになっていきなり全部取り払うのではなく、少しずつ減らしていくほうがいいようですよ。
ロフトがないことに気づかず飛び乗ろうとジャンプしたり、一生懸命ロフトを探したり、という話も聞いたことがあります。
うさぎさんにとっては、そこにロフトがあるのが当たり前になっていたんですよね。
それなら最初からロフトは付けないという選択もありではないでしょうか。
なので現在はロフトをおすすめしない獣医師さんや専門店が増えているようですよ。
ロフト否定派の意見が多くてもずっと売られているのも不思議ですよね。
大人の事情かな・・・?
うさぎのケージのレイアウトは安全第一!
うさぎのケージ内はシンプルにするのが安全です。
物をごちゃごちゃ置きすぎず、うさぎが足を伸ばしてごろんと寝転ぶスペースがあるようにレイアウトしましょう。
我が家のケージのレイアウトはこんな感じです。
必要最低限のものしか置いていません。
・トイレ
・フード入れ
・牧草入れ
・給水器
・かじり木フェンス(ケージかじり防止のため)
・マット
夏はわらマット、冬は小動物用ヒーターを敷きます。
過去の子たちもほぼこんな感じのレイアウトでした。
(この子はわらマットを破壊することがないので使っていますが、前にいた子は数時間で破壊してしまうので使っていません。)
無理にロフトを付ける必要はありませんが、どうしてもロフトを設置したい場合は
- できるだけロフトは低く設置する
- ロフトへのスロープを設置する
- クッションなどを置いて衝撃をやわらげる
など、万が一落下してもケガをしないように対策しましょう。
それでも事故がおこらないとは言えません。
私が持っているうさぎの飼育書にも「ロフトや階段をつけると運動不足解消になります。」と書かれています。
ロフトに限らずペレットでもおやつでも、売っているから大丈夫なんだと思いますもんね。
うさぎ専門店やペットショップでおすすめされたり本に書いてあったら、いるものだと思って買うでしょうし。
楽しそうに見えますし。
でも特にメッシュ(網状)になっているものは爪がひっかかる可能性があるということも知っておいて下さい。
爪が折れるだけならまだマシで、ひっかかってパニックになって暴れたときに骨折してしまうということもあり得ます。
私は過去に下半身不随の子の介護をしていなければ、もしかしたらロフトをつけていたかもしれません。
うちの子の場合はロフトの事故ではなく原因不明です。
考えられることは、足を伸ばして寝ていたときにケージかすのこ(当時は木製のすのこ)にひっかかってパニックになってしまったのかなと。
骨折が指とか足とかならしばらく安静にしていれば治ったのかもしれませんが、脊髄損傷してしまったため下半身不随になってしまいました。
正直言って介護は心身ともにツライです。
介護できないから捨ててしまったり、保護活動をされている方におしつけたりする例も実際あります。
でもそれは絶対やめてくださいね。
最期までお世話する覚悟が必要です。
うさぎだって痛いし不自由な思いをすることになります。
うちの子はご長寿でしたが、そういう子は少ないと思います。
SNSで仲良くさせてもらっているうさぎさんたちも、ロフトや空中トンネルなどを上手に使っている子を見て「いいな~」と思うこともあります。
2階建てにして凝ったレイアウトや手作りされているのを見ると「すごーい!」って思いますし、メッシュハウスで足を伸ばして寝ている姿とか見ると「かわいい」って思います。
でも過去の経験から本当にケガが怖いので、過保護になっています。
だからハウスも置いていません。
うさぎは狭くて暗い場所を好むのでハウスを置いてもいいかもしれませんが、ハウスを置いたら結局その上に飛び乗りますよね。
それでは一緒だなと思い、買う寸前でやめました。
運動はもっぱらへやんぽです。
へやんぽのときに私でアスレチックしてるんですよ(笑)
走って私の膝に乗ったり降りたりくり返して、だいぶ運動になっているみたいだし。
ケージ内で寝ていることが多いとはいえ、たまにケージ内で突然走ることもありますけど・・・
でも走るからこそ、いろいろ置いていたら危ないんですよね。
へやんぽで遊んで、ケージは休む場所(巣穴)
それでいいかなと思っています^^
まとめ
「運動不足解消のためにロフトは必要」
「ロフトは事故の危険があるから必要ない」
賛否両論ありますが、おすすめしないという意見が多いです。
ロフトが気にいるか気に入らないかはうさぎさんにもよりますし、ケガをするかしないかもわかりません。
ロフトを付けないことで事故のリスクは減りますが、付けていないから絶対ケガをしないということもありません。
最終的には飼い主さんが判断するしかないので、安全なレイアウトを考えて快適な空間を作ってあげましょうね^^
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